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サッカーじゃないテーマで一つ。



歌詞はこちら

この曲と僕が出会ったのは、僕がまだ中学3年の時だったのですが、当時は

この曲が収録された山下達郎のベストアルバム”Treasures”のジャケットが「ファミ通の表紙」だったこと、
この「蒼氓」という曲の最後のコーラスが、山下達郎・竹内まりや夫妻と桑田佳祐・原由子夫妻の4人での超豪華コラボということ、
「蒼氓」というタイトルが第1回芥川賞受賞の小説から来てるということ、

そしてなんとなく、この曲のフレーズが好きだったこと、

そんなことにしか興味はなかったのですが、


最近この曲を聴いて、スッと心に染み込む感覚がありました。


山下達郎さん曰く、この曲は
「無名(普通)の人々への熱烈な賛歌」
だそうで、
「人生の真実を発見した」
とまで言い切っています。


この曲はシングルカットはされてないのですが、ベスト盤に収録する辺りは、氏のこの曲に対する思い入れの強さを感じます。


「蒼氓」とは「無名の民」という意味だそうですが、僕は、社会においての
「その他大勢」
みたいなニュアンスで捉えています。


この世界では、自分という存在は、ほんとにちっぽけなもので、自分の「絶対的な」存在の意味とか、「絶対的な」自分の価値なんていうのを考えたりするんですけど、大体の場合、
「そんなものはない」
ということにたどり着くんじゃないかなって思うんです。

交換可能な「その他大勢」の一部でしかない「自分」を考えると、自分自身の存在ってすごく心許ないんです。


例えば、僕が心の拠り所にしている家族のことで考えてみても、もしかしたら僕の代わりに夫であり、父親になれる人は、少なからずいるのかもしれないし、その人はもしかしたら僕よりも、優しくてイケメンで背が高くて足が長くて金持ちで仕事ができて頭が良くて運動神経が良くて健康で勇敢で素敵な人かもしれない。
だとしたら、その人の方が、僕なんかよりも僕の立場に相応しい。

だから、「絶対に僕じゃなきゃいけない理由」なんて実は無かったり、根拠が恐ろしく弱かったりするんだと思います。


それだけ人間の存在って、儚く脆いものなのではないかと。



でもこの歌は、そこで感じる「自分自身の存在の寂しさ」を、「それは琥珀なんだよ」って言ってくれるわけです。


「琥珀」っていう宝石は、ダイヤモンドとかサファイヤみたいな鉱石の仲間じゃなくて、元が「樹液」で、それが年月をかけて結晶化したものです。(僕はその樹液を「涙」のイメージで捉えてもいいのかな、なんても思いますが)

この曲に転じてみれば、その「寂しさ」は、やがて人の心の美しさへと変わり、小さな光(幸せ)をも受容して、人々の心の中で密やかに輝く、という解釈をしてます。ダイヤのようなまばゆい輝きとは違うのですが、琥珀独特の柔らかい輝きに、人生の「味」がある。

そして、その琥珀の色とか輝き方は、自分勝手な思い込みであっても、別に構わないんだと思います。
それは自分の心の中にあるものなので、自分自身さえ納得できれば、それでいいのですから。

大事なのは、自分がそこで「納得できるかどうか」じゃないかなって思いますし、その「納得」こそが「幸福を受容する力」につながるんじゃないかなって、思います。


寂しさも、やがて未来へと続く道に繋がっている。
その過程の中で、蒼氓の優しさや温かさに触れることで、人生の意味や幸せが見つけられるかもしれない。

この、琥珀が結晶化していく過程から見ると、そんなテーマがイメージできるような気がします。
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03/03|音楽コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
No title
>blue09さん
コメントありがとうございます。
ご迷惑おかけして、ホントにすみませんでした m(_ _;)m
でも素敵だなんて・・・いやいやいやいやいや・・・
・・・ありがとうございます(ノ´∀`*)テレマス
この映像、実は「道に迷っている」という状態だそうです(笑)最後のほうで京都銀行が見えたので、多分京都府内のどこかだと思います^_^; 
YouTubeにはこの曲で、綺麗な風景を集めたものとかもあるのですが、僕はこれがイメージにぴったりでした。

自己受容を妨げるものは過剰な自己否定だと思うのですが、精神がそこから解放されれば、人によって程度の差はあれ、琥珀の輝きを得て幸福を受容できるようになる。確かに言葉で言うのは簡単ですけど、でもこの歌はそれを優しく、かつ力強く応援してくれると思っています。

blue09さんの家族に対する思い、すごく素敵ですね。
「迷惑も我慢を含めて」っていうのは素敵。僕の家族もそうなりたいです。

>それにしても、名も無き人々はどうして青いんだろう、とふと思ったりしました。
「いい質問ですねぇ!」
と思わず言いそうになってしまいましたが(笑)、人が増えるのを草が青々と生い茂る様子に例えたのが語源というか、始まりのようですね。
From: おおたあ * 2011/03/03 15:45 * URL * [Edit] *  top↑
No title
おおたあさん、素敵です。歌も素敵だけど。
映像は、ああうちの近所だって思えるくらい見慣れたような景色でした^^;
自己受容って、それが出来なくて苦しむ人が多いけど、出来なきゃそこから先へは行けないものって言う自分の定義があって、自分はなかなか先へは進めてないです。ほんのちょっとくらいかな?一歩か二歩。
おおたあさんの琥珀はきっときれいなんだろうなあ。
家族は私がいなくても生きてるだろうけど、迷惑も我慢も含めて私とじゃなきゃ作れない家族の形を創作中と思うことにしてます。
それにしても、名も無き人々はどうして青いんだろう、とふと思ったりしました。
From: おおたあ * 2011/03/03 11:11 * URL * [Edit] *  top↑
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2010W杯をきっかけに、サッカーの面白さ、楽しさ、深さに触れて、もっと楽しみたいとブログを始めました。サッカーは勉強中です。プレーの結果から理論を逆算。基本ザスパクサツ群馬目線。

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